猫森集会2012 Bプログラム<カズオくんと不思議なオルゴール>

とりあえず、ネタバレじゃない「NANUK」、素晴らしかったです。浩子さんもすごく気持ちよさそうに歌ってて、オーロラが見えるような壮大な仕上がりでした。でも、Rollyさん、この曲で顔芸はやめてヽ(^^;)ノ。
Rollyさん曰く、こんなにギター弾きまくりなアルバムは『ROLLY谷山浩子のからくり人形楽団』が初めてだそうですが、すごいギターうまいのに。浩子さんは、浩子さんの足りない前に出てく部分をRollyさんが担当してくれたと言ってましたが、Rollyさんも浩子さんと一緒に演ることで自由になってるのかなー。だといいな。
衣装は、アルバムそのまんまの、からくり人形楽団です。Rollyさんは、登場のお辞儀が人形の動きでした。おまけに演奏前から、マイクをスタンドにつけたり外したりの小芝居したり。

ROLLY谷山浩子のからくり人形楽団

Rollyさんと、ついでにAQさんも紹介して。Rollyさん曰く、我々はスゴイアルバムを作ってしまいましたよと。20年後に日本のロック百選があったら、必ず選ばれるそうです。なぜならこんなヘンなものは聞いたことがない、だそうです。
で、なんと、今日のコンサートは、アルバムの曲をそのまんま、その順番で演るそうな。そ、それは新しいというか、チャレンジャーですね。ぜったいアルバム聴きこんでるひとは比べちゃうのに。でも、浩子さんもRollyさんも、ライブにそれだけ自信があるんだろーなー。

♪パラソル天動説
♪公爵夫人の子守唄
♪ハートのジャックが有罪であることの証拠の歌

トークでは、まだアルバムの話をしてます。Rollyさんこんなにギター弾きまくりなアルバム初めてだそうです。今まで出したもので、一番、自分の代表作と言える、とか。全世界の、アルゼンチンからウルグアイのひとまで聞いて欲しいとか。AQさんが狭いって突っ込んだら、ポルトガルまで広がりました。そ、そろそろ帰ってきてー。
で、次の曲はとても難しいというので、ギターソロと同時に歌うのが難しいのかと思いきや。何やらごそごそと取り出したる、怪獣っぽいパペット。これを付けたままギターは弾けないので、付けたり外したりしなきゃいけないと。それは、難易度が高い、ですけどヽ(^^;)ノ。

♪さよならDINO
♪素晴らしき紅マグロの世界
♪ねむの花咲けばジャックはせつない
♪Elfin

さよならDINO、かなり無理してませんかー。それでもしっかり演奏してるのはスゴイけど、そこまで頑張ってウケを狙わなくても。いやでも、ほんと、ギターかっこいいです。
この後のトークでは、<進化したボコーダみたいな謎のマシン>の使用例をいろいろと披露してくれるRollyさん。楽器屋さんで遊んでたら「それ使えてるひと初めて見た」と言われたそうです。
ここで卍の曲を挟みます。

♪甘い誘惑

これ、コーラスの浩子さんが、魔女みたいでいいんです。
トークは、例によってRollyさんの子ども時代、ザ・ヤンチャーズの想い出話など。オルゴールはネジが緩んできて、だんだんゆっくりになって、止まるところがイイそうです。
Rollyさん小学校5年生だったのが、アルバム撮りの時は小学校2年生になってたそうです。中2じゃなくて、小2と苦笑するRollyさんに、浩子さんは、なかなかいないですよねそういうひと「大切に保護したいです」と。
Rollyさんは、この夏は本当に忙しく、シャンソンの稽古、お芝居の稽古、その後に予定にないのに「からくり人形楽団」のスタジオに顔を出してたとか。
お芝居はセリフを覚えるまで演らされるので、そこが良いと。からくり人形楽団でも、昔覚えたうろ覚えのセリフを使ってるそうです。だから、歌詞とぜんぜん関係ないんだ、と浩子さん。

♪KARA-KURI-DOLL 〜Wendy Dewのありふれた失恋〜
♪第2の夢・骨の駅
♪第5の夢・そっくり人形展覧会
♪ヤマハ発動機社歌
♪あたしの恋人

スゴイ5曲でした、とRollyさん。ライブで演ると大変だよね、と浩子さんとAQさんも同意してます。おそらく、Rollyさんと浩子さんのお喋りを封じる演出さんの作戦だと思いますが、大変そうですねー。
Rollyさんのお客さんはコラボ相手に広がっていくのに、コラボ相手の方からお客さんが来ることがなかったのですが、浩子さんのお客さんははじめてRollyさんのライブに来てくれたという話。浩子さんも、うちのお客さんはわりと好奇心旺盛で、外へ外へ出て行くんですと。Rollyさんは、外へなのか、内へ内へなのか判りませんがと言ってました。

ねこの森には帰れない
♪哀しみのからくり人形楽団
♪カズオくんと不思議なオルゴール

ラスト、不気味に終わった曲と照明の中を、黙って退場していく出演者のみなさま。お芝居の最後のようでした。アンコールの拍手をどうしようか、迷いまくる客席。でも、最後は盛大な拍手になって、出てきてくれました。
次の曲は、浩子さんはずっと演りたかったけど、白いので言い出せなかった曲だそうです。Rollyさんは、もう白でも黒でも黄色でも赤でも演りますと。しかも、譜面を1回も見てないそうで。譜面あるよ!という浩子さんに、そこは敢えて聞いたものだけで演るとのことです。Rollyさん、ひょっとして、Cプロもいけるんじゃぁ。

♪NANUK

美しくも壮大なNANUKでした。Rollyさんのギターってなんでこんなに浩子さんの歌を引き立てるんだろう。不思議です。今日限りなの、すごく残念です。