ハウルきらい
ここのお返事みたいな反論みたいな。リンクだめだったらゆってください。
「物語を破壊する」物語という動きがあって、ハウルがそこからはみ出しているという点は同感です。
わたしにはハウルは、物語ることを放棄しているように見えます。「やまなしおちなしいみなし」に見えるのです。「やおい」の黎明期に自らの(二次)創作をこう呼んで自嘲した人たちは、原作つまりは物語に愛を持ってたし信頼もしてたけど*1、ハウルにはそれすら感じられない。
「観るひとが感じたままでよい」ってゆうニヒリズムに陥ってるような。「もののけ姫」でもそう思って「千と千尋の神隠し」では少し回帰したと思ったのですが。
物語って、「原因と結果」とか「起承転結」と言い換えてもいいんだけど、これを人間が求めなくなることはないと思うん。古典的なお話は小説ではもう流行んないけど、世間には占いとかマーフィーの法則とかの擬似物語が溢れてるのがその証拠。
で、児童文学(に代表される子ども向けのフィクション)というのは「基本の物語」を提供するべきもので*2、ジブリのアニメはそれに準ずる位置づけにあったのです。それが基本の物語を切り刻むようなマネをしやがって、というかなり個人的な恨みが入ってることは否定できないですヽ(^^;)ノ。