キャラクター小説てきな

真夜中のユニコーン―伊集院大介の休日

それなりに面白いといえば面白いのですが、例の呆然とした表情で語る長台詞の栗本薫節があんまり楽しめなくなっちゃったなぁ。あー、いつもの、って思っちゃうとどうしても。
話のつくりとか雰囲気つくりなんかはさすがと言えるんですけど、2003年出版の作品としては主人公の女性もまわりの男の子たちも、ちょっとあまりに時代遅れだと思うん。倫理観がどうこうゆうんじゃなくって、しゃべり方とか生い立ちが。
どうも、手馴れた小道具でさくっとでっち上げた感がいなめない、でした。