ファンタジーとリアル

終わったー。面白かったー♪
今回は異種人類(アナザー・レイス)の設定についてはわりとスパイス的で、主に宮廷陰謀劇みたいな話でした。家系図がややこしくてちょと混乱はしましたけども、広げた話を収束させたのがお見事な下巻でした。
にしても、ラノベとは言え大胆なものを書くなぁ。男子にのみ王位継承権があるとか、王室典範改正論とか、因習に反して「愛する人と結婚する」と主張する皇太子とか。ファンタジーを現実の暗喩として捉える趣味はないのですが(現実から妄想膨らます趣味は人並み以上にありますけどもヽ(^^;)ノ)、やっぱり一度連想するとなんとなくリンクさせて読んでしまいますね。だからどーってわけでもないですが。