ル・グインつながり

言わずと知れた名作なので今更なのですが、また読み返しました。
今回読んで思ったのは、この話って二人しかいないなーという事。脇役たちもそれぞれにきちんと丁寧に書き込まれて話の中での役割を果たしてるのですが、それでも。ものすごい遠近法で書かれてるんだなぁと。
「雪と氷にとざされた果てしない荒野に立った、ちっぽけな、遠い人影」の二人という作品の着想を見事に反映してて、感動を新たにしてしまいましたです。