猫森集会 Cプロ <ともともと初めてのオールリクエスト> 2日目

ちょっと順番違いますが、9/19のレポートも近日中にUP予定です。
本当に大船に乗った気分というか、普通のコンサートとして素晴らしかったです。
今この瞬間、ここにいる奇跡、というか。生きてるってすごいって思いました。って、なんか大げさですけども、でも、本当にそんな風に思えたのです。
以下、レポートです。
今日は浩子さん、AQ!さん、ともさんが一緒に出てきて、いきなりMCに入りました。
オールリクエストは今年、さだまさしさんもやったそうですが、二度とやらないと言ってたとの事。300曲限定のリクエストだったそうです。
浩子さんの「なんか、勝ったね」という言葉に会場からは拍手。
ともさんの紹介にあわせて、Aプロのアンケートはバリエーションが少なかったと言ったけれど、昨日のアンケートは一色だったと。「読むのがつまんなくなるくらい、そればっかり(AQ!さん)」「ともさんがスゴかったしか、書いてなかった(浩子さん)」

♪まもるくん

さくさく行きましょうということで、座席抽選です。
最初に、5列4番さん当選。長野から来たメガネの男性で、お仕事はコンピュータ関係だそうです。最初からで申し訳ないですが「DOOR」との事。大丈夫です、ただ、終わった後、お辞儀して帰っちゃうかもしれないけど、と余裕ありげに笑いをとる浩子さん。
今日のリハーサルでは何の説明も無くタイトルだけでやるというのをやったけど、出来ちゃったそうです。
でも、ちゃんと、説明もしてました。「DOOR」は、わりとこうなると、手で大きく波を描く浩子さん。盛り上がるところは盛り上がり、静かなところはすごく静かになるそうです。ずっと眠っている女の子が一週間だけ起きたときに、その子を好きだった少年と恋をして結婚して、そのあとまた眠ってしまった彼女とずっと一緒にいて最後に彼女が息を引き取ったあとの、もう少年じゃないけど元少年の想いを歌った曲、という説明。「いい、話ですね(ともさん)」
続いて、混ぜたのになぜか偏る法則通り、6列3番さんが当選。新潟県上越市から。遠距離のひとが多いのかと周囲に聞くとやはり東京のひとが多いですが、鹿児島からという方もいました。リクエストは「電波塔の少年」。ロック系エイトビート。電波塔に少年が座ってて、片思いの彼女に振り向いてもらえなくて悲しくて、電波になっちゃう曲だそうです。「わかりました(ともさん)」つーか、ともさん、わかりましたが早すぎ。それでどうして、あんな演奏が出来るのか、本当に不思議です。

☆DOOR
☆電波塔の少年

しつこいようですが、ともさん、なんで知ってるの!? 「DOOR」できらきらきらーって音出すとことかばっちりじゃないですか。すごくドラマチックです。「電波塔の少年」もやはりこういう曲は生でパーカッションが入るとぜんぜん違いますね。カッコよかったよー。
AQ!さんがもやっとしたとこがあって、浩子さんの「意外とセンセー、構成把握してないでしょう?」という言葉に申し訳なさそう。AQ!さんは普段は自分の叩いたドラムなんかの音を覚えているので打ち込みがないとどこだかわかんなくなるらしいです。浩子さんは小節の数を数えてるんだって。
さらに座席抽選で19列9番さん当選。やはりメガネの男性でコンピュータ関係のお仕事の方。新しい部署に移ったばかりでまだよく判ってない状況だそうで「緊張感のある時期ですね。今、おんなじ立場です。ともさんが(浩子さん)」。リクエストは「夢のスープ」です。曲の説明では、わりとスローで夢の中にずっとおりていって、もやもやになってわやくちゃになるとの事。

次は9列8番さん当選。地図をつくるお仕事だとか。リクエストは「ひとみの永遠」。これは爽やかで透明感のある普通のポップス。「あけがたの、あめに」といきなり違う歌詞を歌う浩子さんです。雨が降ってますと言ったあと、歌詞カードを見たら「窓にでした。雨降ってません。青空、って言ってる(浩子さん)」

☆夢のスープ
☆ひとみの永遠

「夢のスープ」は、もう完璧。浩子さんも「予想通り、いい」と。そして、「ひとみの永遠」は予想外によかったとの事。AQ!さんと二人でやると何か物足りない感じになるのだそうです。AQ!さんによると、わりと普通で、逆に工夫しにくい曲なのだとか。
ここで座席抽選は終了して、○○さんを探せコーナーとなります。今回は、「エコなひとを探せ」です。エコはエコノミーでなくエコロジーなひと。でも、10問中9個チェックで当たった方はエコロジーに興味があるというより単に貧乏なんだそうです。リクエストは「やまわろ」です。
日本の妖怪で、サトリとも言われて、「お前今、気持ち悪い、って思っただろ」とやまわろのマネをする浩子さん。可愛いよぅ。ともさんの沖縄民謡みたいな?という言葉に浩子さんもAQ!さんも否定したあと、でもメジャーだったらまんま沖縄民謡かもと言ってました。
浩子さんはピアノが弾けるか非常に不安げ。以前にも練習のとき間違えまくってすごい練習したのに、今いきなりやって出来るわけがない!だそうですが、「やれば終わるから!」と勇ましく演奏へ。

☆やまわろ

これもかっこよかった。でも、浩子さんは案の定、最後の後奏のピアノを失敗。悔しそうに終わったあと最後だけ弾きなおして「できるじゃん!」とかもう、可愛いなぁ。
次はクイズのコーナーで三択クイズでの勝ち残り戦です。
3人の方が残ったところ、AQ!さんから2人に絞ってとのお達しが。浩子さんに進行させるとひたすら長くなってしまうので、今日はAQ!さんが進行担当なんだそうです。「(AQ!さんに向かって)恨まれるよー(浩子さん)」と言いながらも残った3人の方でジャンケンしてもらい、一人減らします。ここで負けた方は「さよならのペガサス」希望だったとの事で、サビをちょこっとだけ歌ってくれたりとか。
勝ち残った女性、すごーく嬉しそうです。昨日、十年通っても一度も当たらないひともいる、って言ったとき、大きくうなずいていた方ですね、と浩子さんよく見てます。埼玉県川越市から来た、ISOの審査機関にお勤めの方。曲は「Moon Gate」。ウィザードリーじゃなくって、と、客席から答えをもらって「ウルティマに出てくる」とワープゲートの説明をする。ワープするんですかというともさんの質問に「パーカッションはワープしないから、大丈夫です!(浩子さん)」
もうお一方は埼玉県入間市から来た、商社でエンジニアをしている男性。リクエストは「恋人の種」。曲説明の為、歌詞を読み返していた浩子さんですが、「この種は、種のまんまなんだね(浩子さん)」「なにやら発見している作者の方が(AQ!さん)」二億年前から種であなたに会いたくて、この先も世界が滅びても種であなたに会いたい、お話としては起承転結もなんにもないとか。ともさんの「そばにいても会いたいかもしれないし」という言葉に、やけに納得して、なんか歌が出来そうと言う浩子さんですが。思うに、そういう歌はすでにいっぱい作ってるのではー。

☆Moon Gate
☆恋人の種

イントロ失敗して一度止めたところで、AQ!さんが弾いたイントロは「パセリパセリ」。「ワンパターンだって、言いたいワケね。いい、じゃ、イントロ変える!」と突然作曲する浩子さんでした。
この2曲は本当に良かったです。既にともさんが曲について来れる来れないといった心配は全然無いのですが、もう、そういう次元を超えてます。「恋人の種」はあまりに壮大で涙が出そうでした。
「二億年待ってた種の気持ちが判った気が(AQ!さん)」「ともさんを待ってたんだ!(浩子さん)」
感極まった所で、最後のリクエストは全員ジャンケンです。3回のジャンケンで人数が一桁近くなったあたりから、残ったひとがやたらと強くなります。毎回 1人ずつくらいしか座りません。4人残った所で、浩子さんは立っている一人に「次はあなたには勝つ!」と仮想敵を定めて気合を入れました。次回のジャンケンで浩子さんは見事予告通りにその人に勝ったのですが、ついでに他の3人の方全員に勝ってしまいました。場内、大爆笑。結局、最後まで残った4人の方ともう一度ジャンケンして1人に決めることが出来ました。
川崎から来た、やはりコンピュータ関係のお仕事の男性です。本当にコンピュータ関係のお仕事の人が多いということで「世の中の7割くらいはコンピュータ関係なのかも(浩子さん)」。リクエストは「てんぷら☆さんらいず」です。
朝日と夕日を天麩羅にして食べる歌ですとの解説に、「太陽を食べちゃう?(ともさん)」「太陽の光を。本体を食べてしまうともう再生しないので(浩子さん)」って、ともさんその解説に納得してるし。

☆てんぷら☆さんらいず

打ち込み無しで出来るのかというAQ!さんの危惧通り、いろいろハラハラな「てんぷら☆さんらいず」でした。終わり方の説明をしていなかったので、ともさんがシンバルの1叩きくらいはみ出ました。一瞥だけでも出来ればともさんなら止まれる筈だけど、この曲ではその余裕は無いとのAQ!さんの解説。この曲は、ともさんとの次回があるなら練習したバージョンを聞きたいなー。
あっという間に終わってしまいました。ともさんも「ドキドキハラハラで、すごく楽しい」とのお言葉。
そんなこんなで最後の曲です。

♪僕は帰る きっと帰る

盛大な拍手で、アンコール。
アンコール曲は昨日とは違って「早ね早おき朝ごはん」です。早い遅いは相対的な言葉なので、「午前中に起きられた!」というところからと浩子さん。当初のバージョンでは「むりならやめましょ」と歌詞を書いたところ、NG出された話。このバージョンでちょこっと歌ってくれました。 というところは、忘れて下さいって言われてましたヽ(^^;)ノ。

◎早ね早おき朝ごはん

3人とも、すっごく楽しそうなの。この時間が終わっちゃうことが、すごーく名残惜しく感じられました。でも、時は止まんなくていい。時が流れるからこそ美しい、のです。