「再発見江戸の数学」

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面白かったー。
算木での掛け算・割り算の方法もいちおう判ったですよ。基本的には筆算と同じ手法ですね。
すごいのが算盤です。ってか、わたし、算盤の割り算がわからないです。
算盤での開平から十乗根(実際には、二・三・五・七乗根の解法があればいいわけだ)までの手法がすごい。
開平については正方形を分解して考えたってのは理解できる。『辺境警備』で幼い神官さんが因数分解を発見した考え方だ。開立ですでにわたしは代数式がないと追いつけませんが、でもまぁ立体感覚の発達してるひととか、立方体を実際に作ってみたりとか思って理解できます。けど、五乗根・七乗根については代数式なしにどうやって回答にたどり着いたんでしょうか。数学者は5次元や7次元の世界が見えるというのは本当かも。