予定はないけど

弁護士いらず―本人訴訟必勝マニュアル

弁護士いらず―本人訴訟必勝マニュアル

訴訟の予定はないんですがヽ(^^;)ノ、読んでみました。
ハウツーものとしてのメイン部分(訴訟記録の章)は飛ばし読みなんですが、面白かったです。実際に本人訴訟したいという人も、単に興味があるって人にもおすすめ。
「本人訴訟の本懐」という項で語られる以下の言葉はすごく説得力があります。

僕は、名誉毀損訴訟やプライバシー権の訴訟、さらには内容が複雑ではない貸金返還請求の訴訟や一般的な争いごとの訴訟は「本人訴訟」が一番だと思ってます。

弁護士費用が節約できるという消極的な理由だけでなく、けっきょく事件について一番詳しく知ってるのは自分だという積極的な要因が大きいですね。
それにしても三浦さんって元気だなぁヽ(^^;)ノ。
拘留所から本人訴訟を起こした際の苦労話も少しだけ載ってるのですが、訴訟資料のファイリングひとつとっても、いやはや、って感じなの。市販の便利な文具(リングファイルとかね)が使えない、くらいはまぁ想像がつくけど。千枚通しが使えないので紙一枚一枚の同じ場所に楊枝で穴をあけた、っていつの時代の話!?*1
拘留所や刑務所のこういった状況に呆れる思いというのはもちろん多いにあります。が、しかし、そういうとこで何百件もの本人訴訟を起こす三浦さんはちょとふつうじゃなくスゴイよ。真剣に、尊敬します。

*1:いつとはっきりは書いていませんが、少なくともポストイットが普及してた時代のようです